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特別支援学級に入る基準は?種類や選ぶポイントを徹底解説

いよいよ小学校に入学となると、気になるのは『特別支援学級か、通常学級かどっちがいいの?』ということではないでしょうか?

特別支援学級といっても、知的、身体、情緒など、種類があるのはご存知でしょうか?

私も子供が小学校に入学したとき、通常学級に入れるべきか、特別支援学級に入れるべきか非常に悩みました。その際に私がどのような基準で決定したのか、知っておくべきことは何なのかをご紹介します。

監修:小林 しょうこ

2016年に独立し、鍼灸整体サロンを開業。鍼灸師を続けるかたわら、スピリチュアルや心の在り方を学び、セミナー講師や女性のためのビジネススクールの主宰を務める。

特別支援学級とは?

特別支援学級は”支援級”などという言い方をされますが、支援級への就学は知能テストのIQや、発達検査の結果などの数字で判断されるものではなく、障害の有無や程度だけで、判断されるものではありません。

就学相談や、保育園や幼稚園の普段の様子などを通じて、市区町村の教育委員会から決定通知が出されます。
しかし、必ずしも従わないといけないものではなく最終決定をするのは保護者の意思です。

総合的に判断して、『子供にとって一番いい環境』を選んであげたいものですね。

特別支援学級の種類

特別支援学級の種類は、実は7種類あります。

・弱視
・難聴
・知的障害
・言語の障害
・肢体不自由
・虚弱体質
・自閉症
・情緒

7種類全てに対応しているかどうかは、学校によります。

大きく分けて、知的、身体、情緒、3つに分かれている学校が、多いのではないでしょうか?人数が少ない学校だと、特別支援学級として1クラスあるのみ、というところもあります。
また、学年によって分かれているわけではなく、他学年が混在しています。

特別支援学級か、通常学級かを選ぶポイント

特別支援学級は学校によって配慮が全然違うようです。

ですから、環境を選ぶ際には

・今の自分の子供の状況をよく知り学校に伝える
・その上で、どういった配慮や支援をしていただけるのか

目で見て、聞いてみるのがベストです。

例えば、ザワザワしている教室では落ち着かないか、特別支援学級を選択したけど、支援学級にも走り回る子がいて、結局落ち着かない!なんて話もあります。
また、ほとんどを通常学級で過ごしているけど、少しクールダウンが必要は時がある子などは、通常学級ですごしながらも、特別支援学級に席をおいていたりします。

授業中に見学に行き、教室の雰囲気、人数、学習進度、どんなサポートが受けられるのか確認してみると良いです。

特別支援学級に在籍したら、通常学級に移ることができないの?ということを、心配に思われるかもしれませんが、それは大丈夫です。

支援学級にいた子供が、6年間の間に通常学級に移ったり、またその反対もあります。
ただし、年度の途中では移行できない市区町村もあるため、必ず確認をしましょう。

特別支援学級の学習進度

通常学級からどんどん遅れていくのではないか?と心配されるかもしれませんが、進度はあくまでも『その子による』ところが大きいようです。

通常学級と同じ進度で進んでいける子もいれば、抜群にできる教科があれば通常学級より先に進んでいる場合もあるようです。

先に進ませてくれるのか、あくまでも足並みを揃えるのかは、学校や先生の方針にもよるようですが、その子に合わせてくれることが多いようです。

特別支援学級の通級とは

通常の学級での学習や生活は参加でき、一部特別な指導を必要とする生徒に対して、科目によって特別支援学級と通常学級を行ったり来たりする場合を、”通級”といいます。

例えば、体育や音楽は通常クラスで受けているけど、苦手な算数や国語などは支援学級で受けるというようなことを指します。

特別支援学級への通級時、変な目で見られない?

通常学級を抜けて、支援学級に行くとき、他の子の目は大丈夫?ということを気にされる方が多いのではないでしょうか?

実は私も、ここを一番懸念していました。
クラスの雰囲気などにもよるのでしょうが、大人が気にしているよりは子供同士は気にしていないことが多いようです。

ちなみにうちの子は、通常学級は人が多いので焦ってしまって落ち着いてプリントができない、ということがありました。
『ちょっと、学習室で落ち着いてやってきます』とみんなに言ってから、抜け出しています。

最初のきっかけは、先生から『あっちの教室でおちついてやろうか?』と声をかけてもらいました。
結果、人ができるのを待たなくていいので、通常学級の倍量のプリントができています。

先生の障害に対する知識

学校の先生の発達障害に対する知識は、はっきり言って期待しない方がよさそうです。同じ障害でも、家庭環境や、その子の性格によっても特性は違ってきます。

また、知識がなくとも一生懸命に子供と向き合ってくれる先生もいますから、一概に、知識があるから良くて、無いからダメとは、言えないようです。

”ろ”の文字の写真は、私の子供が一年生になりたての頃に、書いたものです。
私の子供は、枠の中に文字を書くのが苦手でした。ノートの枠や線がいらぬ情報で、無地のノートの方が上手に書けるんですね。

これは、自閉症(アスペルガー)の特性なんですが、特別支援学級の先生はご存知ありませんでした。この情報を伝えたところ、先生は書けていたら全部〇にしてくれました。

子供からしたら、一生懸命書いているのに全部やり直しさせられたら、たまったもんじゃない!
先生に知識はなくても、こちらの情報をきちんと伝えるとそのようにサポートしてくれるでしょう。

まとめ

私も、就学先を決定するギリギリまで、迷っていた保護者の一人です。

特に、知的な遅れがない場合は、迷ってしまうと思います。『もし、気持ちがザワザワして困ったとき、ちょっと落ち着ける場所がある方がいいんじゃないですか?』
就学相談でそういわれて、特別支援学級に席をおくことを決めました。

しかし、みんなと勉強したくなったとき、いつでも通常学級に戻れるようにと、お願いしています。
通常学級でも、学年が上がると、授業について行けない子供は出てきます。
『その子にとって何が良くて、自分の希望は何なのか?』ということをはっきりと考えを伝えることが、大切だと思います。

・大人の決まりで、勉強を嫌いにさせないこと
・学校を苦痛の場にしないこと

一見、低いハードルのようですが、長い学校生活では、大事なことだと思います。

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