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発達障害の子育て|ストレス軽減の鍵は子供の取説

発達障害児の子育ては、ストレスの毎日。いわゆる普通の声掛けが通用しない上に、癇癪を起こして暴れる。周りの子が普通にできていることが、うちの子だけなかなかできない。学校参観に行けば、明らかにうちの子だけ書けていない絵や作文。運動会では、手足バラバラのダンス。できないくせに、マイルールや変な拘りを持ち出してきて、絶対に曲げない。何かに集中しだしたら何も聞こえないのに、普段は小さな音にまで過敏に反応する。もう、ストレスの元なんて、挙げだしたらキリがありません。私もほんの数年前まで、ストレスまみれの毎日を送っていました。いけない事なんでしょうが、怒鳴らない日はほとんどなかったし、暴言を吐くこともありましたよ。でも、今では『おもしろい子だな』と思えるようになりました。子供は何も変わっていないのに・・。今回は、発達障害の子育てへのストレスが、軽減する方法をお伝えしていきます。

監修:小林 しょうこ

2016年に独立し、鍼灸整体サロンを開業。鍼灸師を続けるかたわら、スピリチュアルや心の在り方を学び、セミナー講師や女性のためのビジネススクールの主宰を務める。

発達障害の子育でストレスを感じるのはこんな時

お母さんが子供に対してストレスを感じるのは、『子供が想定外を持ってきたとき』です。例えば、守ると思っていた約束を、守らなかったとき。できると思っていたことが、できなかったとき。何時までにこれをやろう!と思っていたのに、邪魔されて予定が狂ったとき。想像以上に部屋を散らかしたときなどです。それが、発達障害児ともなると、その想定外の出来事が大きいのと、頻度が高くなるからです。つまり、『手に負えないと感じる時間が長い』というこです。そうなると、お母さんの疲労度の高くなり、どんどん気持ちに余裕がなくなります。その想定外を何とかしようとして、ガミガミと言ってしまう。最終、怒鳴る。という構図です。

発達障害児の子育てでストレスを溜めない第一歩

ストレスは、思うようにならない事や人から発生します。発達障害の子育てにおいて、ストレスを溜めない第一歩は『こいつはこういうヤツだ』と、諦める(笑)決めつけるのではなく、諦める。相手に求めるハードルを、グーっと下げてみてください。そして、こちらの要求ができたら褒める。少しハードルをあげる、の繰り返し。小さなご褒美的なものを、ちらつかせても良いでしょう。発達障害の子育てなんて、犬の訓練とおなじ。私はよくそう思っていました。癇癪を起していたときなんか、少しでも優しく言えたら『今のめっちゃくちゃ優しくて良かったよー!』と、覚え込ませていました。まずは、良い意味で諦めましょう。そうすると、肩の荷が少し軽くなりませんか?

お母さん自身もハードルを下げる

発達障害の子育ては、困ることが沢山あります。少しでも状況が良くなるように、ついつい頑張りすぎてしまいます。そうすると、お母さん自身も、理想と違いすぎる現実に、ほとほと疲れてしまいます。そんな時は、お母さん自身も、グッとハードルを下げましょう。『今日も生きてた!生きてるだけでOK!』一旦、体のチカラを抜きましょう。疲れて余裕がないとき、どうにもならないとき、ふて寝してしまいましょう。何もしなくてOKです。そうでないと、本当にもちませんから。疲れとストレスは比例します。そんな時にがんばっても、何も良いことはありません。

発達障害の子育てには子供の取説が効果的

ストレスを溜めにくくする方法がわかれば、次に、ストレスだらけの毎日の状況を好転させたいですよね。その方法としては、日常生活に、子供の特性を取り入れると良いと思います。発達障害の子供を伸ばしていくためには、『特性理解』は必須だと感じます。
・何ができて、何が苦手なのか
・どんなことにこだわりがあるのか
・どんなことが困るのか
・どんな言い方が効果的なのか
・どんな声掛けはダメなのか
トライ&エラーでデータを集め、『子供の取説』をを持たれると良いと思います。例えば、私の子供でしたら、とても時間に拘りがあります。3分でこれをやろう!何分になったら・・何時までに・・という数字を入れた声かけが効果的です。それが、追われているようで嫌だ!と、感じる子もいると思います。ですから、その子なりの取説が必要です。また、過集中の傾向があるため、何か好きなことをやっている途中に、その手を止めることはとても嫌がります。言う事は聞かないので、『こういうヤツだ』とあきらめています。そして、男の子は基本的に、ママが大好きなので、『こうしてくれたらママが嬉しい』という、ママが喜ぶよ、という相手ありきの声かけが向いています。一方、女の子は自分が大好きなので、『こうした方が、自分にメリットがあるよ』という声かけが向いています。

まとめ

いかかでしたでしょうか?発達障害の子育ての悩みは、その子の障害の程度や、特性によって様々です。マニュアルがないので、自分でマニュアルを作るしかありません。神様育児では、お母さん自身が子供への悩みに対して、どう在りたいかをベースに自分で解決法を導き出せるメソッドになっています。困ったとき取説があると『この子はこういう風に言うとスッと入るけど、こう言っても聞く耳を持たない』など、悩みに対して、動くすべが見つかります。

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