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発達検査の種類とわかること

発達検査は、子供の発達状況を調べる検査ですが

発達検査だけで、発達障害の確定診断とはなりません。

あくまでも判断材料のひとつで、確定診断に至るには、総合的に判断されます。

発達検査にもいろいろな種類がありますが、日本で一番使用されているのが、新版K式ではないでしょうか?

あとは、乳幼児精神発達診断法と言われるものです。

また、発達検査と知能検査は違います。

沢山の種類がありますし、数をこなすようなものでも、覚えるものでもないと思うので

ここでは、実際に自分の子供も経験した、新版K式と、乳幼児精神発達診断法を中心に

わかりやすく、超簡単に解説していきたいと思います。

親としては、当日の予約時間に、小さな子供を機嫌良く、会場に連れていくだけでも

かなりハードルが高い作業となり、ヘトヘトになります(笑)

当日、『嫌がって検査を受けられなかった』なんて話もよく聞きますので

そんなことがあっても、子供や自分を責める必要はないですよ!

発達検査、新版K式について

『その年齢において一般的』と考えられる行動や、反応をするかどうかを評価する検査です。

検査の結果は発達指数と発達年齢によって数値化されます。

発達指数(DQ):認知、社会性、運動面などの観点からの発達の度合い

発達年齢(DA):精神年齢

検査可能年齢:生後100日~成人

検査時間:15分~60分程度

検査形式:検査員と1対1

私の子供は4歳時と5歳時の2回、この検査を受けています。

所要時間は、どちらも40分程でした。

ここからは、私の主観になります。

小学生でも、なかなか40分間の授業に集中することは難しいです。

40分の検査を受けられただけで、すごいと思いました(笑)

検査の内容は、自治体で行われる1歳半健診や、3歳半健診のもっと詳しいものといった感じでした。
(課題がかぶっている物もいくつかありました)

あと、『検査員との相性』これはかなり結果に関係するような気がします・・

4歳時の時の検査員の方は、方言がキツイというか、イントネーションの違いで

聞いている私でも、わからない時がありました。

あと、検査員のテンポや、嫌がったらサッと課題や質問を変えてくれる

小さな子供なら、こんなことも関係しているような気がします。

発達検査、乳幼児精神発達診断法について

新版K式と同じで

『実際の年齢と、発達の度合いにどれくらい開きがあるのか』

を評価する検査です。

こちらは、20~30分程度の、母親など保護者への面談です。

ですので、当日の子供の機嫌や、状態には左右されません。

『子供の普段の様子を、親に聞き取る検査』です。

日常の基本的は生活が、どのように行われていて、本人はどれくらい生活というものを理解できているのか?

といった、質問をされました。

例えば、ご飯はたべるか、どうやって食べているかとか

本当に、日常における質問だったと記憶しています。

ちなみに、発達検査新版K式の結果は、実年齢よりもかなり下だったうちの子ですが

この検査では、2歳くらい進んでいる項目もありました。

ごはんをよそいたい、洗剤を入れて洗濯機を回したい

とにかく大人がやることに興味を持ち

『ぼくがやる!』のお手伝い魔だったので

めんどくさいけど、やらせていたのが良かったようです。


発達検査の結果、検査報告書が大事

最初に、発達検査の報告書は捨てずに、保管しておきましょう!

とにかく、行く先々で、この報告書のコピーの提出を求められます。

通っている園はもちろんのこと、療育、小学校入学時、放課後等デイサービス

もう、数年経っているのに・・と思いますが、大事なようです(笑)


検査報告書とは、発達検査後に検査員が作成してくれるものです。

発達年齢、発達指数、そして検査員の見解がわかります。

そこには、『こういったことが苦手で、どういった支援や配慮が必要か』

また、『こういう行動にでるのは、こういったことが苦手だからだ』

ということが書かれています。

たった40分で、うちの子の何がわかるの?と思った私ですが

やはりそこはプロ!

なるほどな・・ということが、書かれていました。





発達検査と知能検査の違いについて

発達検査は、社会性、運動面、認知面などをあらゆる観点から見て

実年齢とどれくらいの開きがあるのか、を調べる検査なのに対して

知能検査は、その名の通り、知能がどれくらいあるのか

知能指数、いわゆるIQを調べる検査です。

日本でよく使用されているのが、ウェクスラー、田中ビネー、K-ABCです。


うちの子供は、これは勧められなかったので、今まで受けたことはないです。

まあ、受けたところで高くはないでしょう(笑)

子供にどういった支援が必要なのか、多角的にとらえるために

発達検査と、知能検査が両方必要だと判断される場合や

医師が確定を行うための情報として、取り入れるようですが

その子にとってどんな検査が必要なのかは、専門機関に相談されるのが良いですよ。

発達検査まとめ、結果が良くなくても・・

私の子供は、4歳時の発達検査では、2歳半という検査結果でした。

けっこうできた!という感触だったので、びっくりしました。

2歳半の子が、4歳の子と同じ活動をするともなれば

癇癪も起きるし、お友達ともうまくいかないはずだ・・

と、妙に納得したものです。

その時に、普通級は無理だと思いましたが

一年後の発達検査ではギリギリ普通級に入れるくらいに、追いついていました。

(写真はその時の検査報告書の一部です)

子供って『いつ、何が、急に、起こるかわからない』と思ったものです。


何をやったか?それは神様育児です!

『子供の現状をありのまま認めること』

そうすることで、急激に伸びていきました。

その結果、特別支援学級に席をおくことを選んだんですけどね・・




神様育児について

特別支援学級に入る基準は?