Content コンテンツ

癇癪(かんしゃく)パニックはなぜ起きる?癇癪が起こるわけは

昔から、疳の虫という言葉がありますが、手が付けられないほどに、子供がギャーギャー泣きわめいたり、中には怒って物を投げたり、とにかく手が付けられない状態に陥ることがあります。

昔はこの状態を、虫がいると考えられていて、虫封じのご祈祷をしてくれる神社が今なお存在しますし、私は鍼灸師ですが、疳の虫を切る施術で癇切りというのも実際にあります。

しかし、なかなか原始的な方法のため、自分の子供には一度もしたことがありません。

現代の疳の虫、いわゆる癇癪やパニックがどうしておこるのか?

ここでは現代的に見ていきましょう(笑)

これは、発達障害の子供のみならず、どんなお子さんでも2歳くらいのイヤイヤ期では、誰しも一度はあるのではないでしょうか?

癇癪(かんしゃく)が起きるわけは

子供が癇癪を起すのは、ひと言でいうと伝えられないもどかしさです。

自分が想像していたようにいかなかったり、突発的に予期せねことがおこったりしたとき

思い描いていたゴールが見えなくなって不安なのです。

その気持ちを伝えられないし、幼い心では処理できずパニックを起こしてしまう。

『頭のコンピューターがバグっている。固まってしまって、マウスでもキーボードでも動かない』

まさに、そんな状態です。

癇癪(かんしゃく)を起こしやすい子は

どんな子が癇癪を起しやすいのでしょうか?

先ほど、癇癪が起きているとき、頭のコンピューターがバグっている状態だと言いましたが、

癇癪を起しやすい子は,いわゆる頭がボーっとしていない子です。

彼(彼女)らは、非常に感受性が高く、また周りの情報をキャッチするアンテナも高いため

いろんな情報を頭に詰め込み、キャパオーバーになると処理しきれずパニックを起こします。

その感受性の高さや、アンテナ力ははっきり言って我々普通の人間には理解できません。

そして、頭のコンピューター容量が100だとして、普通の子は50くらいで入れるのを止めておけるところ

100以上に振り切ってしまいます。

お互いに通じ合わない(小さいころは特にお母さん)という気持ちも、癇癪に拍車をかけるのかもしれません。

癇癪(かんしゃく)を起こさない子にしていくために

癇癪が起こってからの話ではなく、癇癪を起さない人間にしていくために

小さいうちから対策してあげたいものです。

小さいうちは、大なり小なりみんなギャン泣きしたり、パニックになったり、癇癪まがいのことを起こすため、周りも気にしません。

しかし、ある程度の年齢になると、怖いとかキレるといったレッテルを貼られてしまい、本来は感受性が高く、とても人の気持ちに気付ける性根の優しい子だったりするのに、それでは本末転倒です。

また、体が大きくなってくると、止めることも大変になってきます。

人間、生きていれば怒らないというのは無理ですし、場合によってはキレてもいいような場面もありますが(笑)

癇癪が起きる子供に対して普段からできることを挙げていきましょう。


【睡眠不足にならないようにする】

睡眠不足になると誰でも頭がボーっとしますよね。頭がボーっとしているにも関わらずフル回転しようとする、すぐに頭の容量がいっぱいになります。

頭をスッキリさせておく、ということが大事です。

また、ショートスリーパーという特性を持った子もいますので、そういった場合は、その子にとってどういう状態がベストなのかということを、落としどころにしてみてはいかがでしょうか?


【生活のリズムを整える】

睡眠の話と被りますが、体がスッキリしていない、疲れが溜まってしまっている、そんな状態もなるべく避けたいものです。

とにかく、いっぱいいっぱいになってしまうと、容量が溢れてパニックになるということを、頭に入れておきましょう。


【それに代わるコミュニケーション能力を身につけていく】

なぜ、癇癪で訴えるのかというと、それしか手段がないからです。

言葉が追い付かず表現できなかったり、処理できない感情を訴えているのです。

年齢にもよりますが、落ち着いている時に

『こういう時はこうやって言うんだよ』

『ざわざわしてきたら、ママに教えてね』

なんていう、子供自身ができる対処法を、普段の落ち着いている時から仕込んでいくことです。

すぐにはうまくいきません。

しかし、伝わるというひとつの安心感が得られると状況は変わります。

根気がいることですが、普段から向き合うことが、心の成長とともにコミュニケーション力をアップさせます。


【お母さん(家庭)が安定していること】

先ほども書きましたが、癇癪を起すような子供は、並外れた感受性を持っていることが多いです。

ですので、周りの人間の気持ちを敏感にキャッチします。

お母さんが穏やかでいられると、感受性が高い子供は余計なことを考えずにすむのです。

癇癪(かんしゃく)が起きてしまったら?

癇癪持ちの子供には、その子の地雷を理解して、パニックが起きないよう先手をうつのがベストです。

しかし、ダメな時はダメです(笑)

たとえ起こってしまっても、誰も悪くない!

『こんなに頑張っているのに・・』

と、とても残念な気持ちになりますが、自分を責めないでくださいね。

あなたはよくやっている。

だからこそ、この記事を読んでいるのです。

癇癪が起こったら、その時は何を言ってもムダなので、落ち着くまで待ちましょう。

そして、落ち着いたら子供の話を聞いてあげる。

【どうして嫌だったのか】

【どうだったら良かったのか】

そして、こちらはあなたのパニックでヘトヘト・・はよくわかりますが

一旦は共感して安心させてあげましょう。

『嫌だったね!』と。

その上で、『そういう時は、こうやって言えば伝わるよ』

と、教えてあげる。

その繰り返しで、子供の方も学習していきます。